業務の内容

当社の事業は「交通安全施設に関する調査・設計の委託業務」です。
対象が交通信号機(以下「信号機」)をはじめとする交通安全施設なので、発注元はおもに警視庁や各県庁(県警察)です。
そういった意味では、皆さんの交通安全を間接的に守る事業であるといえます。

 

公道や市街地に交通安全施設を設置するには工事が必要になりますが、工事の前に、

・信号機のある交差点周辺にどのような建物が建っているか?
・車道や歩道の状況はどうなっているか?
・信号機の付近に何があるか?(植込み、ガードレール、電柱など)
・交通安全施設の情報(メーカー、製造番号など)は正しいか?
・工事に当たり、信号機付近のインフラ(水道や電気、電話回線、地下配線など)に支障をきたさないか?

などのさまざまな情報を把握しておかなければ、安全で適切な工事を実施できません。
そのために当社のスタッフが、現地に赴き、上記のような詳細を綿密に調べます。

制御機
信号機に設置されている制御機は交差点のかなめ
車と歩行者に気をつけながら距離や位置を計測
車と歩行者に気をつけながら距離や位置を計測

現地調査が済んだら、図面の作成(以下「製図」)に取りかかります。
発注元から提供していただいた図面をベースに製図を進めていきますが、その図面に記載されている情報が古い場合、最新の情報にアップデートした図面を作成する必要があります。
このアップデートを怠ると、後々の工事に影響を及ぼしかねません。

 

ここで、先ほどの調査で得た情報を反映させます。
道路工事や建設工事による立地の変化、信号機や他の交通安全施設の位置の変化、交差点周辺の環境の変化などを細かく図面に盛り込み、より正確で見やすい図面へと仕上げていきます。

 

最後に、作成した図面に「信号機および信号施設を安全に運用するための計画図」(以下「設計」)を反映させ、その図面と関連資料一式を発注元に納品して業務完了です。

 

正確な現場調査と正確な製図・設計。この二本柱を提供しているのが当社です。